
ゲーム業界への就職が難しいのは本当?
できれば具体的な理由が知りたいな。
このような悩みに答えます。
- ゲーム業界への就職が難しい5つの理由
- ゲーム業界へ就職するためのコツ
- ゲーム業界の少ない求人情報を見逃さないためには

この記事を書いている僕は、未経験からゲーム業界に転職しました。
2021年9月現在は、一部上場企業でディレクターをしています。
ゲーム業界を志す中で、「ゲーム業界への就職は難しい」なんて言われたら不安になりますよね。
しかし残念ながら、ゲーム業界への就職は、新卒・中途どちらも難しいです。
本記事では、ゲーム業界への就職が難しい理由を解説した上で、どうしたら業界入りできるかも紹介します。
なぜゲーム業界への就職は難しいのか?どうしたら業界入りできるのか?このような疑問を解消したい人に向けた内容です。

未経験から大手ゲーム会社に就職したワシが徹底解説するぞい。
ゲーム業界への就職が難しい5つの理由
ゲーム業界への就職が難しい理由は以下の5つです。
- 大手ゲーム会社は学歴フィルターがある
- 中小企業は学歴よりもスキルで判断される
- 求人倍率が高い
- 未経験採用が少ない
- 書類選考時にポートフォリオが必要
それぞれ解説します。
理由①:大手ゲーム会社は学歴フィルターがある
新卒で任天堂やバンダイナムコ、スクウェア・エニックスといった大手ゲーム会社に入るには一定以上の学歴が必要です。
なぜなら、人気企業は競争率が高く、その中から優秀な人を選択するため、高学歴に有利な状態になっているからですね。

これはゲーム業界に限った話ではないが、大手企業が少ないことでより顕著なんじゃ。
実際に僕が所属する一部上場企業でも、新卒は東京大学、京都大学〜慶應大学といった高学歴の人が9割以上を占めます。
このように日本の大学でもトップクラスの学歴が求められることから、ゲーム業界への就職は難しいと言われています。
理由②:中小企業は学歴よりもスキルで判断される
学歴のハードルが高いのは、大手ゲーム会社の傾向です。
一方、中小企業は新卒の採用はほとんどなく、能力重視で人材を集める傾向にあります。

つまり、キャリア採用がメインということじゃ。
なぜなら、中小企業は0から新卒を教育する資金と時間がないため、即戦力を欲しているからです。
このように、大手企業は学歴、中小企業はゲーム業界経験が必要なことから、ゲーム業界への就職は難しいと言われています。
理由③:求人倍率が高い
そもそもゲーム業界は求人が少なく、倍率が高い傾向にあります。
人材が足りないのは確かですが、様々な理由から求人情報が少ないです。
実は少ない募集を見逃さないコツがあるので、次の章で紹介します。

実際にワシが転職のときに使った方法を公開するぞい。
理由④:未経験採用が少ない
ゲーム業界は未経験採用をほとんど採用しない閉鎖的な業界です。
求人情報を見た人はわかると思いますが、必須項目に「ゲームorエンタメ系の業務経験がある方」と記載されているケースが8割を超えます。
求人倍率が高い上に、募集要項には経験必須との記載…これは「ゲーム業界への就職は難しい」と言われても仕方ありません。

ワシも転職活動のとき大変だったのを覚えておるぞい。
理由⑤:書類選考時にポートフォリオが必要
ゲーム業界は書類選考時にポートフォリオが必要になります。
ポートフォリオとは、これまで経験した運営タイトルやスキル、センスをアピールする資料のことです。
履歴書や職務経歴書は文字の羅列でクリエイターとしての実力が判断しづらいので、実際に携わった作品を資料として提出する文化があります。
正直、デザイナーやプログラマーの経験がない限り作成しないものなので、ポートフォリオを作成するだけでも大きなハードルです。
ポートフォリオ作成のハードルが高いことも、ゲーム業界への就職が難しいと言われる理由ですね。

基本の履歴書と職務経歴書にプラスしてポートフォリオが必要になるイメージじゃ。
ゲーム業界へ就職するためのコツ
ゲーム業界へ就職するのは難しいですが、僕ができたように未経験でも不可能ではありません。
もちろん、同僚にも未経験から業界入りした人が何人もいます。
僕含め未経験からゲーム業界入りした人に共通して言えるのは、まずは入社ハードルが低いゲーム会社に入り、そこからキャリアアップしたことです。
未経験からゲーム業界入りするコツ
- 小さい会社に手当たり次第応募
- 1〜3年ほど経験を積みながら並行して転職活動も行う
- 今より大きい会社から内定が出たら転職する
- 1〜2回ほど転職を行い目標企業にたどり着く
経験を積むときはただ働くのではでなく、自分の目標としている企業の募集要項に記載のあるスキルや実績が詰めるように立ち回るとキャリアアップしやすいです。
筆者が未経験から大手ゲーム会社入りするまで
- ベンチャー企業に入社
- 2年後、中小企業に転職
- さらに2年後、大手ゲーム企業に転職
中にはそもそも就職ではなく、アルバイトや派遣社員として働きながら、そのまま就職or経験を元に別会社に就職する人もいます。
ゲーム業界は未経験の入り口は狭いものの、1度業界入りさえしてしまえば後は割と簡単にキャリアアップできます。
なので、将来的に大手ゲーム会社で働きたいのであれば、まずは小さい会社に入って経験を積みましょう。

小さい会社ならポートフォリオが必要ない場合も多いぞい。
ゲーム業界の少ない求人情報を見逃さないためには
ゲーム業界の少ない求人情報を得るためには、サポートが手厚い転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントに登録すれば、現状転職サービスが持っているゲーム業界の求人情報を一覧で見せてもらえるだけでなく、新規の求人があった場合に個別で共有してもらえます。

こんな感じで新規求人があるたびに、情報を共有してくれます。
そのため、求人情報が少ないゲーム業界と転職エージェントの相性は非常に良いです。
以下におすすめの転職エージェントをランキング形式で掲載しておきます。
おすすめの転職エージェント一覧
転職エージェント | 求人数 | 総合評価 |
---|---|
1位. リクルートエージェント | 1,600件|★★★★★4.7 ゲーム業界の求人数No.1 |
2位. レバテックキャリア | 1,200件 | ★★★★☆4.6 IT業界特化の老舗転職サービス |
3位. ワークポート | 1,200件 | ★★★★☆4.5 業界未経験者も利用できる |
4位. G-JOBエージェント | 780件 | ★★★★☆4.2 ゲーム企業取り扱い豊富 |
5位. Geekly | 830件 | ★★★★☆4.0 ゲーム業界の転職に強い |
6位. マイナビクリエイター | 700件 | ★★★★☆3.8 サポート&提案力に定評がある |
7位. シリコンスタジオエージェント | 1,500件 | ★★★★☆3.5 ゲーム・映像業界に特化した転職サービス |
8位. ハタラクティブ | 2,300件 | ★★★☆☆3.0 キャリアに自信がない人へのサポート万全 |
9位. マイナビジョブ20’s | 1,500件 | ★★★☆☆3.0 20代ならまずここから |
重要なのは、ひとつではなく複数の転職サービスに登録することです。
なぜなら、転職エージェントごとに取り扱っている求人が異なるため、複数登録することで他の求職者と差をつけられるからですね。

ワシが転職活動をするときは、5つのサービスを並行して使ったぞい。
5社も登録しておけば、週に10件は新規求人が見られます。
多くの転職エージェントに登録して他求職者と差をつけましょう。
まとめ:ゲーム業界への就職は難しいが、計画的に薄めれば十分可能
結論、ゲーム業界への転職が難しいのは事実ですが、しっかりと手順を踏めば未経験からでも大手ゲーム会社に就職できます。
「ゲームが好きで生涯ゲームと共に生きたい」
「これまではゲームに楽しませてもらったけけど、今度は楽しませる側になりたい」
「普段の仕事が辛い、好きなゲームなら仕事でもやっていけそう」
それぞれ色々な想いでゲーム業界を目指していると思いますが、業界入りは十分可能なのでぜひ頑張ってみてくださいね。
本記事があなたのゲーム業界への入り口となれば、現役ゲーム業界人として嬉しい限りです。

まずは転職エージェントに登録して求人情報に目を通すところからじゃ。
コメント